人材育成・健康・メンタルヘルス・子ども・子育て支援を中心に、 人・心・身体をゆたかに総合的に育むことを目指しています。
SYK心理オフィス

責任と決定

先の見えない混乱状況の中で
不安や恐怖に揺れるクライエントを
必死に支える支援者たち

支援者だって同じ混乱の状況にあり
本当は自分だって苦しく辛いのに
プロとしての仕事を全うしようと
大丈夫を装って踏ん張り立ち続ける

その支援者たちを支え育てるのが私の役目

週末になると様々な思いや気持ちとともに
トレーニングとメンテナンスにやって来て

心のコップにたまった水を
一緒に流してみたり
色を変えてみたり
じっくり観察したり
新しいコップを用意したり
ヒビの入ったコップを修理したり

心を受け止めながら
時に涙に寄り添い
必要な作業をする

私の所に来る子たちは
意気地がある

この師弟の関係性

私はとても幸せだと
実感する瞬間でもある

関係性について

最近、私自身の、昔のある体験を頻繁に想起する

私が、まだ、カウンセラーになりたての頃

永年の友人に、悩みを相談されていた

最初は、友達として聞いていたけれど

タダで話を聞いてもらえてラッキー

彼女が、こんな思いでいることを知り

カウンセラーとして聞くことをした

その瞬間、友人は友達でなくなり
私のクライエントになったのだ

一度、変化した関係性は
二度と、戻ることはなかった

私は、一瞬で友人を失い
クライエントまでも失った

カウンセラーでも
医者でも
弁護士でも

専門家に相談するときには
友達であっても
料金が発生するものだ

後になって先輩に言われ
大いに反省し
この体験を胸に刻んだ

今になって振り返れば
友情と思っていた
彼女と私との関係は
依存だったと理解できる

その後、会うことのなくなった彼女とは
いずれ何らかの形で訣別が来ていたはずだが
経験の浅い未熟な私には強烈な体験となった

それ以来、相手のことも自分のことも
そこに関わるすべての人たちのことも
守るための方法をよくよく考えて
枠組みを慎重に設定するようになった

この経験から学ぶものは大きかった

外的・内的さまざまな枠組みが崩れている今

便利なものを
安易なものに
することで

心を砕いて築き上げてきた
これまでの信頼を
時間をかけて育ててきた
これまでの関係性を

一瞬にして破壊し
失うことがある

科学技術の進歩によって
広がる可能性も
分かっているし
恩恵も受けている

ただ、失ったものは戻らないのだ

私たちは人と
どのように繋がっていたいのか
私たちは誰と
どのような関係でいたいのか

それぞれが自分の責任で
自分で決定しなければ

しきりに思う

それをしたくて私は
一匹狼で生きる選択を
したつもりだったけど

どうしたって
社会の中の一員
組織の中の一員
でしかない

ということを
突きつけられて

無力感で自分にガッカリ
してしまうこともある

これもまた、ひとつの
生きる道なのかな