人材育成・健康・メンタルヘルス・子ども・子育て支援を中心に、 人・心・身体をゆたかに総合的に育むことを目指しています。
SYK心理オフィス

「スキルの不足を、文化のせいにするな」

原因が分からなければ
トラウマは取り除けないと
多くの人は思い込んでいて

「何があったのか」
ということを聞きがちだが

恐怖の体験を話せば話すほど
思い出させれば出させるほど
脳に深く刻み込まれていく

クライエントにとっては思い出したくない記憶だし
楽になりたくてセラピーに来ているのに
治療の場で辛い思いをさせてはいけない

「何があったのか」
これは重要ではないのだ

出来事について知りたがるのは
ただの興味やスキルの不足であることを
多くのセラピストは自覚していない

コンテンツに触れることなく
原因や出来事の話をさせることなく
治療は十分にできるものである

ただ、とても難しい
けれど、とてもシンプルだ

クライエントは
視覚、聴覚、身体感覚
どの感覚が優位かを
瞬時に読み取り

視覚的イメージを扱うか
言語でやっていくか
体の感覚にアプローチするか
いくつか組み合わせるか
すぐに判断して

トラウマの本当の本当の本当の理由を見極め
セラピーに来た本当の本当の本当の理由を探り

急速なラポール確立と
知性に合わせた心理教育

安心安全を確保した
リズム感のあるセラピー

これを短い時間で行い
成果を出す必要がある

このための準備にセラピストは
あらゆる可能性と危険を前提に
多大な時間とエネルギーを使い
実際のセッションは10分ほど

ほんの10分程度で、トラウマから解放される体験をすると
まるでマジック、魔法をかけられたような心持になるのは当然

だからスキルは
武器にもなるし
とても危険

セラピーは
こういうものだし
こういうことが起こる

けれど、本当のところ

本気で治りたい気持ちがクライエントにあり
信頼に値するセラピストに出会えたならば

もう、その時点で
ほぼ解決しているようにも思う

私たちは、そのときそのとき必要なものを
ちゃんと、手にすることが出きるのだ

「スキルの不足を、文化のせいにするな」

ある先生の言葉を胸に刺しながら