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SYK心理オフィス

日本刺繍に思う

舞楽の稽古をしていた子ども時代
春と秋の年2回
立派な装束を付けてもらい
舞殿にて舞を舞っていました

「この刺繍ひとつで、5万円くらいするんだよ。
だから、この装束、100万円くらいってこと。」

神主さんに言われて

ふーん、へー
こんな小さなものが、そんなにするの?
とも思ったし

ウソだぁ、大げさなんだから
なんて疑ったり

そんなこと言って脅さなくても、
装束、ちゃんと大事に扱いますー
とプリプリしたり

思い返せば、日本刺繍には
そんな思い出がありました

ところが
いやいや
とんでもない

直径5センチほどの小さな刺繍が
5万円くらいするというのは
本当のことでした

大人になって、たまたま日本刺繍との出会いがあり、針を持つようになってから、
その価値が、よく分かりました

手間、時間、材料費などを考えたら
それでも足りないくらいです

手先のことが好きで
マフラー、手袋、セーターなどを編んだり
フランス刺繍をしたり
ぬいぐるみを縫ったり
昔から色々してきたけれど

日本刺繍に出会った
15~16年前から
手芸は、もうこれだけです

準備を整える
糸をよる
生地に糸を通す
一針一針に
心の状態が そのまま
表現されてしまう

緊張感が他の手芸とは
全く違うのです

そこがまた
日本刺繍の
よい所でもあり
厳しいところでもあります

数年前、私が刺繍で入れた花紋を付けた着物を、
年の始めの大事な行事で着ますと、
知らせを受けました

手づくりのこころ
想いをいただくことも
想いを形にすることも
同時に感じている最近

刺繍に限らず
小さなものから
大きなものまで
人の手を通して表現される
全ての作品は、そこに、
その人自身が表現される


感謝
決意
信頼
友情・友好
優しさ
礼儀

様々なこころが
込められていると思うのです