2023年1月7日
大学院を修了して何年も経つのに
恩師が論文を送ってきて下さる
今回、届けられた論文は何と
私が生まれる10年前に
先生が書いたものだった
なぜ、このタイミングで古い論文が?
90歳になる先生が、まるで
人生の整理をしているような
そんな思考もはたらいてしまい
不安になりながら読み進めるも
人間の思惟の歴史、政治、教育認識が綴られ
その普遍性に感動と不思議さを覚えた
論文中
先生が線を引いてある部分と
私が線を引く部分に
差異があるのも面白いところだ
教養の中身としての「科学と芸術」
分化の解放と向上の基礎となる「言語」
これを意識しながら
①正しい歴史的な方向に進む必然性があるかどうか
②現在の営みの中で実践することができるかどうか
③将来において文化を発展させることができるかどうか
これが「みちゆき」なのかと
改めて再構成の主体を考えさせられた